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■リノキシンについての解説


亜麻仁油を空気中に放置自然すると、写真のようにゴム状に固まります。本来はこの固形物を「リノキシン」(Linoxin)と呼びます。ヴァイオリン塗料に使われるリノキシンはこれを、アルカリ加水分解し酸で析出させたものです。 さらに細かく粉砕すると、写真のような弾力のある粉状になります。この重合亜麻仁油は、アルコールにも溶剤にも溶けません。
これを加水分解すると脂肪酸の二重結合が酸素で架橋重合した分子構造の脂肪酸となります。
リノキシンはアルカリ加水分解では、色が暗く、不純物も残るので、酸、アルカリを使わない独自の製法で、添加剤を一切使わずに製造されます。これはアルカリ加水分解したリノキシンです。

■リノキシンG(アルコール溶解性リノキシン)
重合亜麻仁油脂肪酸です。ヴァイオリンヴァーニッシュに使用します。アルコール可溶で石油系溶剤には溶けません。木材に塗布すると木目の偏光効果が大きいのが特徴です。このリノキシンG自体は硬化しないので、単独で使用できません。樹脂の六分の一を
限度に添加して使用します。

音響的にもとても効果があります。
■製法の違うリノキシンン80ははアルコール不溶、テレピン油、イソパラフィン可溶です。亜麻仁油に溶けますのでオイルの乾燥促進効果があり、光沢と耐久性があります。硬化膜を作ります。
オイルフィニッシュのベースとして使用します。耐水性があり、通常の亜麻仁油によるオイルフィニッシュより光沢が深いことが特徴です。
リノキシンの特徴は木目が偏光した光沢になることです。
木目の偏光は実はリノキシン以外でも、天然樹脂の組み合わせでも効果を出すことができます。
オイルニスもその一つです。
木材の種類によっては効果が大きかったり小さかったりします。